平等院の雲中供養菩薩はとってもキュート♪和製エンジェル
このような小ぶりの仏様が52体いらっしゃって、
全部の雲の先がソフトクリームの先っちょみたいに
ぴょろんとなっているのが特に好き。
とこのブログで書いてなかったら、おそらく気が付かなかったでしょう
今、京都から出張してきてくれたはることを。
よかったです、気が付いて。
「平等院鳳凰堂平成修理完成記念 天上の舞 飛天の美」展
今開催中とあらば・・といてもたってもいられず次の日に行ってきました。
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サントリー美術館は東京ミッドタウンの一番の買い物スポット、ガレリア棟3階にあってその三階にはおしゃれな和小物のやインテリアの有名店があります。
それらの店と今回の展示がマッチしていて
普段お寺内にいはる雲中さまも、更にモダンさをましてかっこよい雰囲気でした。
平日の木曜、午後、
お土産コーナーは混んでいたけど、中はそこそこに。
最初の第一展示場はインドの古い遺跡とかから始まってここが少し人が多く感じましたが、階下のお待ちかねの雲中さまはそれほど混雑ではなかったです。
いよいよあっ!いはった!と思った階下の最初のお部屋は
平等院を再現されていて・・
驚いたのは 雲中さまに触れられるコーナーがあるのです。
皆並んですりすり触って拝んだはる。
え?そんなことありえへん・・と展示の人に聞いてみたら
「お経をよんで魂がこもってるレプリカです」とのこと
よく読めばそう書いてあったのだけど
最初気が付かず拝むように鑑賞していたのに・・。
えっもしかして、この美術館はそういう展示?
「ということはこの部屋のは全部模作ですか?」
「そうです、上に飾ってあるのはレプリカです」
え~~~~
「本物は次のコーナーで・・」
よかった、やはり本物がいはる、よかった。
たくさんいた人たちでしたが
意外と本物の雲中コーナーはすいていたのです。
同じような仏様がずらりですから、それほどに飛天や雲中菩薩に思い入れのない人はさらっと見て出てしまう。最後の最後ですからね、最初にじっくり見すぎて疲れるパターンもあるしね。買い物の途中にふらりと寄った人もいて、本物とレプリカを区別してみていないなと思う人も多かったです。
のでここは、ゆーくり三周まじまじと憧れの雲中さまを見ることができました。
やはり52体全部来られたわけではなく選抜メンバーでしたが
本物は全然オーラが違うし美しく、超絶技巧の仏師さんの技を感じます。
解説を読むと
下から見上げるように計算されて作っているとのことなのでしゃがんで鑑賞したり。
(平安時代にこれを作ったのかぁ。)
(こんなまじかで対面できてうれしいわぁ)
と思いながら鼻をこすり付けてたんやろね、少し離れてくださいと諭されてしまう場面もありつつ・・正面から、サイドから、後ろから目に焼き付けてきました。
背中にひっかけがあってそこと壁のひっかけでつながっていました。
という現実的な考えはだめですね、空中をふわふわ舞っておられました。
出たらお土産コーナー、
あっそうだった、ここは六本木だった、と引き戻される瞬間です。
お目当ての平等院の雲中トランプは結局ありませんでした。
お寺のクリアファイルはゲットしました。
別バージョンを収集できましたよ。
サントリー美術館の飛天天上の舞★お土産グッズ売り場