京都のお茶といえば老舗の一保堂(いっぽうどう)さんが有名で
東京のデパ地下でもよくみかけます。
一保堂っていえば急須で手間かけていただく
高級っぽいお茶を売っているイメージですが
実はこちらに番茶が売っているんです。
表には堂々とはおいてはりません。
「番茶ありますか?」と聞いたら奥からすーっと持ってきてくれはる。
番茶は畑に残った大きく成長した葉や枝、
煎茶の製造工程ではじかれた大きな葉を開いたままの状態で乾燥させたもので
高級の逆、、お安い。
他の地域ではどうだか分りませんが
京都では番茶は庶民のお茶でして
いつもたくさんやかんで沸かして
子供のころは のど乾いたら番茶をがぶがぶ飲んでました。
この番茶を買って電車にのると・・
袋から漂う番茶の香り
「なんの匂い~?」しかめっ面されるおそれがあります。
独特の焦げ香・煙臭 飲み慣れてない人は
これはお茶の香りではない
たき火くさい、タバコくさいと言います。
京都の二条本店で買って帰って来た時も
ネギやら番茶やらスーパーの袋のまま戻り新幹線に乗り込むので
周辺の席の人に臭いと思われないかハラハラした覚えがあります。