家庭にお風呂があるのが当たり前で銭湯がだんだん少なくなってきてますが、京都はまだまだ銭湯文化が残っています。
中でも戦火を逃れた古い銭湯が多く、またその中でも歴史的建造物として観光にもなった銭湯がこの船岡温泉です。


先日行った東華菜館のエレベーターと同じ
有形文化財だそうです。
東華菜館のエレベーターの人がいうてはりました。
「重要文化財と打診されたのだけど、重文にすると国のものとなり、ちょっと修理するのにもいちいち国の許可が必要になる」と。
営業時間は 15:00 – 25:00 遅くまでやってはります。
ここは入館料ではなく拝観料と思って入れ
とどこかのコラムで読みました。410円
え~どんなとこやろ。。
湯船につかりながら観賞する美術館のようなのかなぁ。
中は裸の人が多く(当たり前ですが)お風呂の中は写真に残せないのが残念ですが
まず目についたのが脱衣場の木の彫刻と
漆塗り格天井、これが天井から立体3Dで大迫力!

風邪ひくので裸になる前にご覧ください。
脱衣所と浴場を結ぶ渡り廊下は、
マジョルカタイルというタイル張り。
京都の銭湯は富士山ではありません。
昔のヨーロッパのモザイクのようなレトロで可愛い柄が浮き出ててとても可愛い。
タイルというより、焼き物、陶磁器のような域。
湯口の彫刻もギリシャ彫刻みたいに凝っていて浸かりながらなでなで・・じ~と見てしまいました。
中は広くてサウナも露天風呂もありました。
客層はもちろん地元の人、
そして関東弁のギャル、銭湯マニアなのか私みたいにじっと色々観賞する女性とか、ちらほらいたので観光客も多いと思われます。
一人観光らしき人が湯あたりして仰向けに寝さされてましたが、きっとあの人も湯船から色々観賞しすぎたかな?要注意です。
ここは西陣のど真ん中なので、
ゲストハウスや小さな町家旅館が多いのでそういう方も沢山こられるでしょう。
近頃は京都好きの人が住むように旅するというテーマで1ヶ月くらい町家ぐらしを体験するとか、実際そういう本もでてますが、
特にこの辺はそういう施設も多く着物好き、陶芸好き、歴女が集まるのでしょう。
私もこの本をみて
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この日は妙連寺さんの宿坊に泊まっていて
自転車で西陣めぐりの閉めにここへきたのです。
ゲストハウス糸屋
京都ゲストハウス hannari
京宿家 紫野しおん庵
など。
タオルもドライヤーもアメニティーは売ってるのでふらっと気が向いた時に手ぶらで来れます。
アクセス
京都駅から市バス206号系統で千本鞍馬口下車、徒歩約5分
所在地
京都市北区紫野南舟岡町82-1