お寺の名前、くぎ抜き!って聞いたらちょっと怖いイメージだけど
実際入ったらなんかほっこりするお寺
この日のお寺散策コース
千本閻魔道 → くぎ抜き地蔵 → 北野天満宮→長五郎餅 → 長文屋の七味
えんま堂から釘抜き地蔵までは徒歩でもそんなに遠くないので
次もセットで行きたい。
釘抜き地蔵は空海さん作らはったそうですが、
痛みに効くお寺ということで、お参りの仕方がユニークです。
メインの建物のまわりをぐるぐる回ってお参りするんです。しかもすごいスピードで。
箱の中の竹の棒を歳の数だけ手に持ち、
地蔵堂を一周する毎に一本ずつ箱の中へ棒を納めていく。
苦を抜く=釘を抜く といういわれです。
絵馬も釘!1000枚あるって
現代アートのようでモダンなかっこよさを感じました。
私が行った時は地元の人がたくさん参拝中、皆慣れているので
さぁ私もお参りと思ったのですがぜんぜん入れない!おお縄跳びみたいなことですよ、今だ~と思ってもぐるぐる回ってお祈りしたはるスピードが早くてなかなか入っていけません。
2週くらい回ってみたんですけど目が回る~
皆のスピードに合わせると目が回って酔うので3週目はやめておきました。
お堂の裏側を見ると 不思議なお顔だけの仏様
空海さんだけにとっても意味ありげ、密教っぽいです。
実際の宗派は鎌倉時代に再興して
その際に真言宗から浄土宗に変わったらしいですが
奥には空海さんがほったという井戸
お寺の中にある神社は京都ではたくさんあります。
この方は・・11面観音かな?
11面観音さまは文字通り顔が11あるんですが 驚くのは真後ろの顔。
どれも正面のお顔はやさしく微笑まれているのに
真後ろの顔はへっへっへ~見たなぁみたいなイケズな顔なんです。
なのでいつも11面観音を見ると真後ろをのぞきたくなる。
このお寺、入った瞬間ほっこりするのは・・なんでかな?と思ったら
地元民の憩いの場にもなってるんですよね。
ぐるぐるお参りしてはる脇が 屋外サロンのようになっていて
おじいさん おばあさん達がお話にこうじたはって
お茶も無料でいただけるので、気候の良い日は喫茶がわりにもなります。
この場所を釘抜さんと呼んだはった
歴史的にいろいろあるのに観光客もほどほどで
地元民でにぎわっている、観光寺もいいけど本当はこういうお寺が好き。